カジノとゲーミングの市場規模とシェア

最近では多くの人が、どこにいてもギャンブルをできるようになりました。テクノロジーの進歩のおかげで、アプリをダウンロードしさえすればポーカーを始めることができます。では実際に現時点でのカジノ市場の規模はどの程度なのでしょうか?今後数年でさらに拡張するものなのでしょうか?カジノが抱える従業員の数を考えると、これは非常に重要な問題です。

最新のデータによると、全世界のカジノとオンラインギャンブル市場の純資産は2,270億米ドルに達しており、マカオだけでも367億3,000万米ドルの総収入があります。しかし、状況はそれほど芳しくはありません。

カジノ市場が必ずしも明るいと言えない理由は、新型コロナウイルスのパンデミックによって、運営は困難になっていることです。まだ回復の兆しが見えない地域もあります。インディアナ州のカジノでは、カジノ内で誰もが安全に過ごせるように、ソーシャルディスタンスのルールを設けています。他にも、人数制限やマスクの着用などを徹底しています。

中にはここ数ヶ月で絶望的な状況に追い込まれたカジノもありました。MGMリゾーツは、3月に6万2,000人のスタッフの一時帰休を発表していましたが、そのうち1万8,000人の一時帰休者をレイオフすると発表しました。

ネバダ州でも新型コロナウイルスが蔓延しており、州全体のカジノが一時的に操業停止となっています。1月15日までには、ある程度元の状態に戻る見込みですが、カジノ、ジム、美術館などは、入場者を定員の25%に制限する予定です。また、屋内外を問わず、常にマスクの着用が義務付けられています。

新しいマーケティング戦略

ラスベガスでは現在、カジノに足を運んでもらうために新しい戦略を採用し始めました。これまでの「ラスベガスで起きたことはラスベガスに置いていく(What Happens in Vegas, Stays in Vegas)」というモットーを、「賢く振る舞い、健康を維持しよう(Stay Smart, Stay Healthy)」に変更しました。

6月には観光客が続々と戻り、10月には約180万人の観光客がラスベガスを訪れましたが、それも驚きではありません。ホテルの宿泊料金はかなり下がっており、通常135ドルの宿泊料金が、2020年10月には104ドルにまで下がり、ラスベガスに滞在しやすくなっているからです。

コロナ禍のここ数ヶ月で、カジノはどれだけの損失を被ったのでしょう?MGMは、2020年の第2四半期に10億ドルの営業費損失を計上しました。ちなみにパンデミック以前のMGMリゾーツの業績は、2019年第2四半期の営業利益は3億7100万ドルでした。

新型コロナウイルスは世界各地に広がっており、カジノ経営は厳しい状況となっています。しかし、ワクチンが急速に普及し始めており、少しずつ元の状態に戻っていくことが予想されます。また、医療従事者だけでなく、カジノ従事者もワクチンを接種すべきだという意見もあるほどです。

カジノ産業は2021年中に立ち直ることができるでしょうか?可能性がないとは言えませんが、現実的に考えると、以前の状態に戻るまであと1、2年はかかるでしょう。そして、すべてが完全に元に戻れば、カジノは再び利益を上げることができるでしょう。